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オールインワンジェルにも「医薬部外品」と「ドクターズコスメ」と「化粧品」がある!その違いって何?どう選べばいい?

化粧品を買うと、裏に「医薬部外品」や「化粧品」という文字を目にすることがあるでしょう。なかには、「ドクターズコスメ」と書かれているものもあります。

TVショッピングでよく「これはドクターズコスメですから」と出演者が話しているのを聞いたことがあるのではないでしょうか。

これらの違いを正確に理解している人は少ないと思います。これらの表示の違いを説明していきましょう。

~ 目次 ~
1.何が違うの?「医薬部外品」と「ドクターズコスメ」と「化粧品」
2.一番効くのは「医薬部外品」?「ドクターズコスメ」?それとも「化粧品」?
3.「医薬部外品」かどうかは効能や成分でチェック!厚生労働省が認めた有効成分とは?
4.結局「医薬部外品」と「ドクターズコスメ」と「化粧品」、どのオールインワンジェルを選べばいいの?

1.何が違うの?「医薬部外品」と「ドクターズコスメ」と「化粧品」

スキンケア化粧品の表記は、「薬事法」(医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律の通称)によって、「医薬部外品」「ドクターズコスメ」「化粧品」のいずれかに属するように指定されています。

医薬部外品とは

まず「医薬部外品」とは、ある目的に対して有効成分が一定量以上に配合されているものをいいます。

「化粧品」と表示されているものより効果が高く、具体的な効能や効果をうたうことができるものです。たとえば、「シミ」や「ニキビ」に関して、「シミを防ぐ」「ニキビをできにくくする」といった具合です。

これは、「シミが消える」とか「ニキビが治る」といった表記は薬事法で禁止されているだけでなく、治療を目的とするものでないからです。

しかしながら、一般の「化粧品」より効果が高く、厚生労働省より認可されたもののみにこの「医薬部外品」という表示がつくのです。

化粧品とは

「化粧品」と表示されているものは、美容を目的としてつくられた美容品のことです。 人体に対する作用が緩和なもので、

「人の身体を清潔にし、美化し、魅力を増し、容貌を変え、または皮膚もしくは毛髪をすこやかに保つためのもの」
と定義されています。

シミやソバカスやニキビ跡を隠すファンデーションやコンシーラー、唇をぷっくりと女優のように魅せる口紅やリップグロスなどがこれにあたります。肌に乗せるものだけでなく、シャンプーやリンス、歯磨き粉も「化粧品」に分類されるものが多くあるのです。

薬事法では、

「人体に対する作用が緩和なもの」という決まりがあり、治療を目的とするものは「医薬品」になり「化粧品」とは表示されません。効果や効能を伝える表現にも厳しい制限があり、「医薬部外品」よりもさらに、直接「シミに有効」などの表現も禁じられています。

ドクターズコスメとは

「ドクターズコスメ」はすこしあいまいな定義になりますが、一般に皮膚科や美容外科などの医師が開発に携わっている化粧品のことをいいます。

別名、メディカルコスメとも言われ、医療機関や薬局、ドラッグストアなどで販売しています。 医師が直接関わっているので、臨床データや研究データを基に成分を厳選していて信頼性が高いのが特徴です。安心して使えるというのも「ドクターズコスメ」をうたうメリットですね。

2.一番効くのは「医薬部外品」?「ドクターズコスメ」?それとも「化粧品」?

では、いったいどれが一番効果が高いのでしょうか?女性目線では、ここが一番気になるところですよね。

化粧品 < 医薬部外品 < ドクターズコスメ

っくり説明すると、上記の図式になります。

ただ、ドクターズコスメの定義があいまいで、医師が開発に携わっているものを「ドクターズコスメ」と言い、その中には医薬部外品と普通の化粧品も含まれます。

よって、医薬部外品のドクターズコスメが一番効能が高いと考えていいでしょう。 医師が配合成分や効果を医学的知見から監修しているので、それだけで安心感がありますね。もちろん、医師が絶対に効きますよと言っているのではありませんが、医学的観点からおススメされているのと、そうでないのとでは、信用度が違ってくるのではないでしょうか。

では、医薬部外品のドクターズコスメを購入したら間違いがないかというと、そう単純な話ではないのです。

なぜなら、医薬部外品には全成分表示の義務がないからです。一方、化粧品には、全成分表示の義務があります。肌質はひとそれぞれに違います。乾燥肌の人もいれば、もともと脂っぽい肌の人もいます。特にアレルギーは、人によって違います。

医薬部外品のスキンケア用品に表示されていない成分が肌に合わない場合もでてきます。 医薬部外品の中には、「香料」や「アルコール」が含まれているものもあります。 敏感肌の人であれば、表示されていない「香料」や「アルコール」によって、肌が荒れてしまうケースも考えられますから、一概に「医薬部外品のドクターズコスメ」がいいとは言い切れません。無添加化粧品が合う人もいるでしょう。

スキンケア化粧品は、自分の肌の状態をよく知り、肌質に合った成分をよく吟味して選ぶことです。 まず、医薬部外品のドクターズコスメを使ってみて、肌にトラブルがなくなじんでいるなと思ったら使い続けていくのがいいでしょう。

肝心なのは、自分の肌質を知り、現状の悩みを改善できる成分が入っているスキンケアを選ぶこと。 たとえば、最近シミが増えてきたと感じたら、これ以上シミを作らない効能をうたっている「シミを増やさない美白の医薬部外品」を使ってみるなどです。

治療する「医薬品」ではないので、効果への過度の期待は禁物です。自分の肌に合うかどうか、必ず試してから継続して使っていきましょう。

3.医薬部外品」かどうかは効能や成分でチェック!厚生労働省が認めた有効成分とは?

化粧品と医薬品の中間に位置する「医薬部外品」。

厚生労働省が認めた有効成分がある一定量以上配合されているのが「医薬部外品」なので、その条件を満たしていると「医薬部外品」として店頭に並ぶわけです。

では、製品に「医薬部外品」と書かれていなくても、成分や効能でわかるといいですよね。 そこで、まず製品の裏の成分表示をチェック!

成分表示は、配合量が多い順に記載されています。ここで、一番初めに「有効成分」という文字があるでしょうか? 「有効成分」という言葉をつかえるのは、「医薬部外品」ならではです。

通常の「化粧品」は、「有効」という文字を使うことはできないのです。 ですから、裏の成分表示に「有効成分」という文字があれば、その製品は「医薬部外品」だと言えます。

まず上部に「有効成分」の欄があり、その次に「その他の成分」という順になります。その他の成分は、配合率が多い順に記載されていますから、どのような成分が多く含まれているのか、自分の肌に合わない成分が多く含まれていないかは、ここでチェックしましょう。

次に、どのような成分が「有効成分」として厚生労働省から認められているのでしょうか?
一般の「化粧品」にはこの厚生労働省からの認可は不要ですが、「医薬部外品」とついているものは必ず認可された成分が一定量配合されています。

美白シミに効く有効成分

有名なものには、ビタミンC誘導体、コウジ酸、アルブチン、プラセンタエキスなどは一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。

ビタミンC誘導体は、言葉通りビタミンCを肌に吸収しやすいように形を変えたものです。抗酸化作用があり、シミだけでなく、ニキビの炎症を抑えて、しわなどのエイジングケアとしても有名な成分です。

コウジ酸は、みそやしょうゆなど発酵食品のコウジ酸由来の成分で、シミの原因であるチロシナーゼ抑制効果があります。

アルブチンは、コケモモから抽出された成分で、これも美白化粧品によく使われています。プラセンタエキスは、通販化粧品などで聞いたことがあると思います。実はブタの胎盤から抽出された美白成分なのです。

他にも、エラグ酸、カモミラET、ルシノール、リノール酸、ハイドロキノン、油溶性甘草エキスなどたくさんありますが、すべてが肌に合うとは限らないので、自分の肌で試してみるのが一番ですね。

ニキビに効く有効成分

サリチル酸やグリチルレチン酸、塩酸ピリドキシン、ナイアシンアミドなどが主な成分で、CMなどで耳にしたこともあるでしょう。

消炎作用や抗菌、殺菌作用のある成分がほとんどで、複数配合されることが多いです。

保湿に効く有効成分

保湿に効くのは、なんといってもヒアルロン酸とコラーゲン、セラミドです。最強の保湿成分はセラミド。体内の水分を抱え込み、蒸発を防ぐ力が強いのです。

角質細胞間脂質の40%を占めると言われています。

上記のような有効成分が入っているか、裏の成分表示をチェックしてみてくださいね。

4.結局「医薬部外品」と「ドクターズコスメ」と「化粧品」、どのオールインワンジェルを選べばいいの?

ここまで読んでいただくと、オールインワンジェルを買うなら「医薬部外品」が一番効果的でいいのではないかと思われるでしょう。

もちろん、「医薬部外品」は効能のある有効成分が一定量含まれていますから、一般の化粧品に比べて効果が期待できるでしょう。

宣伝文句も「医薬部外品」ですと、「シミを予防します」とはっきりとした表現でうたえるのです。一般化粧品は「シミの予防が期待できます」というあいまいな表現しかできませんから。

しかし、ひとつ注意したいのが、厚生労働省が認めた有効成分だからといって副作用がゼロとは限らないということです。

副作用と聞くと物騒な感じがするかもしれませんが、最近では白斑問題や洗顔せっけんでアレルギーが発症したという事例がありました。

稀ではありますが、実際にこのようなトラブルが発症しているので、すべて「医薬部外品」がいいとは限らないということです。

敏感肌用化粧水をつけても、肌がピリピリする人もいます。
薬用化粧品だからとても効きそう、肌によさそうと思って使ったら、被れてしまうこともあります。

配合されている有効成分のいずれかが、炎症を起こすこともあるからです。肌質はひとそれぞれですから、有効成分の入った「医薬部外品」より一般の「化粧品」が合う人もいるでしょう。すべての人に合う化粧品はないと思っていいと思います。

大切なのは、宣伝文句に惑わされず、自分の肌に合ったスキンケア製品を取り入れることです。そのために、サンプル品や店頭でのテスターを最大限活用してみてください。
あなたのオンリーワンをみつけるために。